ゴシックさんに個人的おすすめの名作映画1「コープス・ブライド」

投稿日: 作成者: nui
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みなさまごきげんよう。

ここでは、ゴシック好きな人に個人的におすすめの名作映画をご紹介したいと思います。

ゴシックな雰囲気の映画は多々ありますが、中には世界観が良いだけで、内容的にはちょっと・・・というものも。そこでここでは雰囲気だけではなく、自分の独断と偏見ではありますが、きちんと面白いと感じたものをピックアップしたいと思います。

私自身、そこまで多くの映画に触れられてはいないですし、完全に個人的な感覚ではありますが、少しお付き合いいただけると嬉しいです。

「コープス・ブライド」

画像は「Amazon.co.jp」より引用

2005年公開のストップモーションアニメ映画で、私が大好きなティム・バートン監督の作品です。正直この映画は好きすぎて、一回DVDで観た後も、何度も繰り返し巻き戻して観たりしました。部屋にもヴィレッジバンガードで買った大きなポスターを貼っていたり、劇中で演奏されるピアノ曲を、弾けもしないのに練習したりもしました。

結婚式で披露するプロポーズのセリフを、林を移動しながら練習していた主人公・ビクター。しかし、その場に眠っていた花嫁姿の幽霊・エミリーが、そのプロポーズが自分あてのものだと勘違いし、生者であるビクターと結婚するべく、彼を死者の国に連れて行ってしまう、というあらすじです。

「死者の国に連れて行く」と書くとめちゃくちゃ怖い設定に思えますが、むしろ死者の国は明るくカラフルに描かれており、逆に生者の世界が薄暗い青色の色味で描かれているのが対照的で印象に残ります。

劇中に登場するピアノ曲も美しく、死者の国で披露される歌もかっこよく、ティム・バートン作品ではおなじみのダニー・エルフマンの天才的な作曲能力が、十二分に発揮されています(骸骨が歌うシーンではダニー自身が歌を披露していました)。

この映画のどこがゴシックかといえば、やはり「死者との恋」や「死者の国」をテーマにしているところが挙げられるのではないでしょうか。そういえば「ドグラ・マグラ」などで有名な奇才・夢野久作の短編小説に『死後の恋』という作品があります。1928年に雑誌で発表された作品で、私は読んだことはありませんが、いつか挑戦した小説の一つです。

「死人に口なし」とも言いますし、死後の世界を知っている生者など、この世では限られていると思います。そんな中コープスブライドでは、体が縦に真っ二つにされた人や、頭だけの人など、色々な姿の死者が登場したり、骸骨のダンスが披露されるなど、ちょっぴりグロテスクではありますが、同時にコミカルに死者の世界が描かれています。この映画を観ていると、死後の世界の方が、あらゆるしがらみから解放された自由な雰囲気があって、「死」というものの不気味さが逆に面白くも見えてくるのです。

ちょっと横道にそれるのですが、死者との恋ということで、ちょっと気になる話題がありました。それは「冥婚」というもの。中国の山西省や広東省、江蘇省などの農村で、未婚のまま死んだ若者に嫁をとらせて合葬する風習です。死者の魂を慰めることを目的としたもので、これを怠ると残された家族に不幸が起きると信じられています。 そのため、未婚の男性が亡くなると、両親は息子のために未婚の女性の遺体を探して買い取るのだそうです。

(出典:https://www.fujisan.co.jp/articles/courrier/09/)

また、冥婚は神話では広く登場する風習なのだそうです。最も有名なのは、 古代エジプト神話に登場する、弟に殺された太陽神オシリスと、生ける女神イシスとの死後の世界での結婚。ギリシア神話や三国志などでも、冥婚に近いエピソードがあるといいます。

話を元に戻しましょう。

コープス・ブライドは、ストップモーションで製作されたアニメーション映画であり、ティム・バートン監督は、この映画を10年くらいかけて製作したそうです。メイキングを少し見たことがあるのですが、人形の顔とかも様々な表情のものを沢山作っておくことで、滑らかな表情の変化を可能にさせていたようです。

ストップモーションアニメなので、この手法特有のちょっとだけぎこちない感じも少し残っていたように思えましたが、それがむしろ味になっており、私には非常に魅力的に映りました。CGで作った映像を悪くは言いませんが、私的にはこの映画のアナログ感が好きで、製作するには膨大な時間と手間はかかってしまいますが、このストップモーション・アニメが、ティム・バートンの真骨頂ではないのか、と今でも思います(まあ本当に労力を使うと思うので、無理強いはできませんが・・・)。

ちなみに、主人公のビクターの声を担当したのは、ティム・バートン映画の常連ジョニー・デップで、幽霊のエミリーは、これまた常連のヘレナ・ボナム・カーターです。

また2012年公開のティム・バートンのストップモーションアニメ映画「フランケン・ウィニー」には、ビクターと同じ名前の主人公が登場しています。髪型も顔もそっくりなので、同一人物かもしれません。コープス・ブライドにも死んだ飼い犬が登場しますし、フランケン・ウィニーも飼い犬の蘇生がテーマなので、どこか繋がっていると思うと少し面白いですね。

とにかく、骸骨や死者、幽霊などのモチーフが好きなゴシックさんには特におすすめの作品です。ゴシックホラーな見た目をしていますが、コミカルな要素も多いので、怖そうだと身構えなくてもOK。映像の美しさはもちろん、音楽も素晴らしいので(特にピアノのデュエットシーンは必見!)、観たことがない人はぜひ!!!

 

では、今回はここらへんで、ごめんあそばせ。

About Post Author

nui

プチプラでものを作ったりするのが大好きなライター。 主に100均と手芸屋さんに出没します。 ゴシックロリィタ服が好きだけど買えないので、自分で作ることにして、洋裁を好きになりました。 貧乏でもゴシックロリィタやお洒落などが楽しめる方法を書いていきたいです。
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